まずご近所様に工事開始のご挨拶を行います。

そして作業用の足場を仮設します。すべてではありませんが足場には洗浄水や塗料の飛散防止のための保護ネットを張ります。仮設作業にかかる日数は、殆どの場合1日で済みます

コーキング材が劣化し打ち替えが必要な場合には、劣化したコーキング材を除去し、新たに打設します。状況によっては高圧洗浄と工程順が入れ替わることもあります。

浄塗装する外壁や屋根にこびりついた汚れやコケ・カビ、またはチョーキングや劣化してハガレかかった塗膜を高圧洗浄機によって洗い落とします。高圧洗浄は下地処理工程には欠かせないもので、塗装した塗膜を長持ちさせるためには必要不可欠な工程です。この作業が不十分であると、塗装後に「フクレ」や「ハガレ」といった塗膜トラブルが発生しやすくなります。屋根洗浄の際には雨どいの詰まり等も同時に点検します。

養生用ビニールやマスキングテープなどを用いて窓やドアなど塗装しない箇所の養生を行います。きっちりとした養生を行うことで仕上がり感が大きく変わります。

シーラーもしくは下地調整材を塗り残しが無いように全体に入念に塗装します。

下塗塗料の乾燥を確認した後に、上塗り塗料を通常2回塗装します。フッ素樹脂塗料など中塗り・上塗りと工程により使用する塗料が異なる場合がありますが、そういった場合は塗装する塗料を変え各工程1回ずつ塗装を行い、塗り残しがないように入念に塗装します。

全ての塗装工程が終了したら、養生を撤去します。周囲に汚れが付着している場合は、その時点で丁寧に掃除を行い、必要に応じ直し塗装として部分的に塗装します。

塗装に不備がないかを全体をチェックし、もし不備がある場合は速やかに手直しを行います。

点検で問題なければ仮設した足場の撤去を行います。また最後に周囲を清掃したり、工事前に移動した植木鉢などを元の位置に戻します。

引き渡し後、工事完了となります。